ニュートンの虹の色

私たちは「虹は7色」として生活している。しかし、それは世界各国において、社会・風俗・文化によって違っている。

ニュートンがプリズムの分光実験によって「透明な光が実は様々な色の光の集合体(スペクトル)である」と認識した1660年代イギリスでは、特に虹が何色に見えるかは人の話題に上るものではなかったらしい。ニュートンもスペクトルは連続している光の帯と捉えながらも、漠然と「赤・黄・緑・青・紫」5色を念頭においていた。その後、約40年後に「光学」を発表した時には、橙と藍が加えられ7色に再構成されていたという話だ。当時の自然哲学では「7は特別な数」と考えられており、その一つとしての「音階(ドレミファソラシ)」に対応付けたかったというのがその理由のようだ。

う~む。今日は久しぶりの飛び立ちだった。これを機会に神秘的な「7」に迫ってみるのもおもしろいかもしれない。

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